●今回の参加アーティストのことを教えてください。どんな方達ですか?
浦山:僕らに縁のある、縁の深い人達ばっかり。ぶっちゃけ呼びたかったバンドのスケジュールが合わなくて出れないバンドが結構いて(笑)。本当は誘いたかったけど。
澤本:誘ったけど、日程が合わなかった。結構スケジュール合わなくて。
●では現在発表されている出演アーティストの紹介をお願いします。
■岩崎愛
知り合って10年以上。初めてライブ一緒にやった瞬間から彼女のポテンシャルと才能はヤバイと嫉妬し続けてます。勝手に我々のことを、友達みたいな兄ちゃん的なニュアンスで捉えてるらしいです笑。彼女の最新のMVにメンバーで出演させてもらったりしてます。とにかく曲と声がいい!
■フジタユウスケ
京都に帰ってきてからイベントにツアーに制作と共に挑戦してる仲間です。昨年は一緒に台湾へライブもしに行きました。去年は10周年の京都先斗町歌舞練場ワンマンを成功させたり、彼の活動はいつも我々の刺激になってます。因みに釣り好きの彼が最初に釣りしたのが白ひげ浜周辺だそうです。
■サクラメリーメン
お互いデビュー前から知っていて当時は勝手にライバル意識持ってましたが、岡山でDrのリョーさんからきび団子をもらってから我々は舎弟です。Vo透太くんの作る曲は本当に名曲ばかり。同じく歌を大事にしてきたバンドだからこそ、僕らのイベントには欠かせない存在です!
■私の思い出
京都の最終兵器、現存する唯一のアドベンチャーロックバンド。衣装はボーイスカウトで揃え、ネイチャーで笑えて泣けて盛り上がるライブは必見です。なぜか隊長(リーダーのことをそう呼びます)の登山さんは寺井がお気に入りらしく、可愛がってもらってます。キャンプイベントやるなら絶対呼ぶ!と決めてたバンドです!
■TANAKA OF THE HAMADA
田中さん(セイドーさん)と浜田さん(ハマちゃん)による、おもしろおシャレポップユニットです。セイドーさんは元エレクトリックギュインズなのでかなり旧知の先輩。ハマちゃんは同い年で京都に帰って来てから何かと仲良くやってます。映像やデザインクリエイターとして引く手数多。岩崎愛ちゃんの最新MVも彼の作品です。
■ザ・ビートモーターズ
変わらぬ姿勢でロックンロールし続けるバンド。インディーデビュー当時より、今になってよくイベントに呼び合って一緒にライブする機会も増えました。同世代でこれまで続けて来たバンド同士だからこそ色々通じるところがあるんだと思います。
■YeYe
ふわっとした独特な空気感をまとっているように見えて、その歌声はまっすぐでとても穏やかな気持ちにさせてくれます。界隈の仲間がサポートしてたり(TANAKA OF THE HAMADA)、大好き先輩ANATAKIKOUとコラボしてたり同じイベントに出演したりはあったんですが、今回やっとお誘いできました。びわ湖で聞けるのが楽しみです。
■ワンダフルボーイズ
sundayカミデさん率いるハイセンスボーダーバンド。関西の先輩ですね。サンデーさんとはちょくちょくご一緒させていただいてたんですが、去年のバカンス大阪編に初めて出演してもらいました。どんな空気でもパフォーマンスでワンダフルでハッピーな世界に変えてくれます。ラブパワー!
■PURPLE HUMPTY
メンバー交代やバンド名変更などいろんなストーリーを経てのバンド。ボーカル井田の作る曲はどこか懐かしくてでも僕らに新鮮な空気もくれたりします。結成初期から我々を慕ってくれていて大いに楽しんで盛り上げてもらえたらと思ってます。
■キクチユウスケ(MIDNIGHT ACT/Coffee shop)
planeのボーカルにして、コーヒーショップや空間設計やらなんか色々やってる人です笑。今回のイベント開催を伝えたら、コーヒーショップをやらせてくれとのことで、、、でもせっかくなのでMIDNIGHT ACTとして本編終わった夜にアコースティックで歌ってもらったりなんかやってもらいます。
■SHIM TATSUYA(DJ)
京都を中心にDJやイベントオーガナイズやセレクトショップも展開するマルチなお方。共通の仲間も多く勝手にいろんなイベントでDJやってるところを見てたんですが、ジャンル問わずイベントに合わせた選曲がナイスで今回の我々のイベントもきっといい感じに盛り上げてくれること間違いないってことでオファーしました!
浦山:あと、本編では出ないけど、夜に遊びに来るっていう人もいます(笑)。あとは…台風が来ない事を祈るだけですね。10月の頭なんで。
●雨天決行、荒天中止と。15周年の、これがメインイベントかと思いますが、他に音源とかはありますか?
寺井:…作りたい気はあるんですけど(笑)そこまで気が回らない。
澤本:最初は考えてたんですけど…15周年にアルバム頑張ろう、みたいな。
寺井:いやもう…今回、今までやってきた中で、10倍ぐらい凄いイベントの規模なんで。思い入れもデカイです。世の中のフェスからしたらたかがかも知れないですけどね。
●いやいや随分思い切ったなと思います。話戻しちゃいますが、最近の音源とか、ライブとか見てると前向きになってる気がするんですよ。今のバンドの状況はどうなのかなと。
寺井:制作はそんなに進んでない…ですね。実は、若干音楽性を変えていってるんですよ。『Prelude』と、『Fifteen Age』はそれにトライしながら作った曲です。
●具体的に言うとどんな風に変えていったんですか?
寺井:パワーポップを目指していって…何かもっと分かりやすい感じが良いなって。楽しく分かりやすい感じ。何ていうんですかね…今までって、ライブを想定するのってあんまり…してたつもりだったけど、歌の比重が高かったから。そこの比重をちょっと崩してみたいなってトライした2曲だったんですが、そっからちょっと迷いも出て。
●迷い??凄い良かったのに。
寺井:ちょっと今やと曲のボリュームも減ったし、もうちょっと前の「良さ」をもう数パーセント入れなきゃなって結論に達したんですよ、最近。パワーポップの感じと今までの感じのバランスを、ちょっとなんかこう、何処に置こうかなって。『Fifteen Age』は若干、元に戻ろうかなって思いつつ、そんなに戻れなかったみたいな(笑)。でも気に入ってるから出したかったし。もっとこう、言葉が映えるような要素をもう少し足さないとダメだなって思って。ここにきて何をやったらいいか分からなくなって。まあ、日々実験なんで。今までを壊していきたいわけですよ。壊してもう一回組み立てた時に、今までが映えるし。壊したいんですよ、何か自分に飽きちゃった。自分の頭の中でしか曲って出来てこないから。やっぱLOVEの曲演るってなったらこっちモードになるんで。明確な音楽的なジャンルとかは無いけど、自分の中で基準はあるんで。中々、制作は思うように進んでません。
澤本:(笑)。
寺井:とりあえずイベントだけに集中してます。だいぶ大きいんで(笑)。それに皆、全身全霊を(笑)。
●音源周りはイベントが終わってからってことですね。では最後にイベントに向けてお一人ずつ。
澤本:15周年で、ちょっと大きい、楽しい事、しようと思ってます! 絶対楽しいと思います。キャンプ、しよう!(笑)。みんな、キャンプしよう!
浦山:ちょっと、デカイ風呂敷広げ過ぎてる感もありますが、とにかくチャレンジや!と。そういうのも見せたいんですよね。「チャレンジしてんな、あいつら」みたいな。それをやると決めたからには、しっかり成功させたいので、やることやって、良いライブして、皆さんに楽しんで頂けたらと思うので、絶対楽しいイベントにするので、是非、来ていただきたいなと。皆で一緒にバカンスしましょう!よろしくお願いします!
寺井:『バカンスdeござんす』も何回目か分からないんですけど、一年に一回、夏にやるっていう、ので、やってきたイベントで。ライブハウスから始まり、今回は…本当はこうだったら良いなみたいな、野外で出来たら良いなとか、模擬店みたいなのもあれば良いなとか、今まで描いてきた物を、ついに実現する日が10月7日かなと思っています。実際やってみると色々大変な事もあると思うんですけど、やっと『バカンスdeござんす』の形が完成するんじゃないかなっていう感じがしています。是非、全国から、全国のLOVE LOVE LOVEファンが集っていただければと思う次第でございます。きっとこう、キャンプが一個テーマですけど、僕自身もやった事が無い、ので、初めての事を体験するっていうのも良いんじゃないかと。是非、遊びに来てください。
●キャンプかー(躊躇)。
澤本:キャンプ、しよ!
皆:わはははは(笑)
(文/朝倉文江)